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ゼネコンへの意見、ツイッターで――清水建、未来の建設語る(広告戦略)
清水建設はミニブログ「ツイッター」を使い先端的な建設プロジェクトについてインターネット利用者と意見交換するサイトを7月に開設した。ツイッターを使う広告戦略は消費財を扱う企業を中心に目立つが、「BtoB(企業間取引)」型ビジネスのゼネコン(総合建設会社)がネット利用者を対象に双方向の広報活動をするのは珍しい。
「海の中に泊まれるホテルが欲しい」。開設して約1カ月の「シミズ・ドリーム・オン・ツイッター」には60件前後の意見が寄せられている。ツイッター利用者が発信した「ツイート(つぶやき)」は「ハッシュタグ」と呼ぶ識別技術で自動的にサイト内に集まってくる仕組み。集まった意見や情報には、清水建設も感想を書き込んでいる。
清水建設は浮体式の人工島を建設する未来都市構想の「グリーンフロート」、月面に発電所を整備する月太陽発電構想「ルナリング」などを発表済み。2011年には新たな“未来構想”も打ち出す。ツイッター利用者からも幅広くアイデアを募り、将来の技術開発に役立てる考えだ。
ツイッター活用のアイデア募集は9月末までのキャンペーンという形式をとる。幅広く意見を集める目的以上に重視するのが、ツイッター利用者とのやりとりを通じ「未来を見据えた技術力がある企業」とのイメージを浸透させる効果だ。1カ月間の成果を検証すると、ホームページへの誘導効果は顕著だった。
清水建設のホームページは約2800ページだが、ツイッターのページは閲覧シェアが1・3%を占め、早くも目玉コンテンツになっている。しかも閲覧者の滞在時間が長い。他のページは1分間を超えることは少ないが、ツイッターのページは4分程度かけている。ツイッターのページ閲覧者は、ルナリングやグリーンフロートという構想を説明したシミズ・ドリームのページにも目を通す場合が多い。
グリーンフロートは海洋の温度差を利用した発電技術などを導入した環境配慮型の海上都市を整備する構想。5月には電気通信大学など14大学も参加するスーパー連携大学院協議会や、野村証券と研究協定を結び、構想実現に向けた技術開発も動き出した。ツイッターを入り口にこうした活動を知ってもらえれば、夢物語を現実にする技術力やプロジェクトの構想力をアピールする機会になりそうだ。
ただ閲覧登録している「フォロワー」は300人足らず。担当者は「ツイッターをご意見募集に使うのは、本来の情報発信という活用法から逸脱しているかもしれない」と悩みつつ、ネット利用者とのやりとりを活性化できるとも考える。ツイッターをゼネコンの有効な広告手段にしようと模索は続く。(山根昭)
《広告の概要》
企業名 清水建設
テーマ 未来の建設プロジェクトに関する構想をPR
媒体への展開 ツイッターのアカウント(登録名)を設け、自社のホームページ内にも専用サイトを開設
ここが〓ポイント 未来の構想について意見を募集して、ネット利用者と意見交換しながら、自社の技術力をアピール













