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第2部eリテール特集――エコ店舗進化中、太陽光発電、LED照明。
太陽光発電 セブンイレブン複数組み合わせ
LED照明 高島屋 ハロゲンから変更
流通・サービス業にとって、新技術が役立つ場面は販促や集客だけではない。年々重みを増しているのが環境対策だ。省エネ製品を販売するだけでなく、企業としての取り組みが求められる時代。店舗に太陽光発電や省エネ照明を取り入れる事例が相次いでいる。4月には改正省エネ法の本格施行も控える。鳩山由紀夫首相は2020年までに1990年比で日本が温暖化ガスを25%減らす方針を打ち出した。いま環境対策に乗り遅れたら、企業の発展にも影響しかねない。
団地が並ぶ東京都多摩市の住宅街。昨年8月に開業した「セブンイレブン多摩豊ケ丘4丁目店」は、コンビニ最大手セブン―イレブン・ジャパンの環境対策のモデル店だ。
平たい屋根には太陽光発電パネルが畳のように敷き詰められ、自然光を取り入れる窓もある。店内照明は通常の店舗で使う蛍光灯でなく、発光ダイオード(LED)照明を使う。従来の店と比べるとやや暗い印象だ。
同社は2011年2月期末までに、こうした省エネ型店舗を全国で200店強出す計画。太陽光発電にLED照明、太陽光を店内に取り入れる「トップライト」を組みあわせた省エネ店を約110店、さらに既存の約90店に太陽光発電装置を導入する。
200店は全店舗の約2%に当たり、費用は数億円かかるとみられる。太陽光発電は最大で出力5キロワット。戸建て住宅より1・5〜2キロワット大きい水準だ。年間の発電量は5千キロワット時で、1店舗の消費電力の3〜4%をまかなえる。その分二酸化炭素(CO2)削減につながる。
大手コンビニで太陽光発電を本格展開するのはセブンイレブンが初めてだ。大手小売りでは百貨店の高島屋が業界に先駆けて動き出した。
売り場で商品を目立たせるのに欠かせないハロゲンランプ。高島屋は30億円前後を投じ、12年までに全18店舗でハロゲンランプをすべてLED照明に切り替える計画だ。
百貨店はこれまでも部分的にLEDを取り入れていたが、全店で大規模に取り組むのは高島屋が初めて。
高島屋のCO2排出量の約4割は照明向けの電力消費によるもの。全18店のハロゲンランプ推計15万個弱をすべてLEDに置き換えると、電気代が約5分の1になり、冷房効率も上がり7%以上のCO2削減が見込める。
LEDは導入コストの高さや光が拡散しにくい特性から、室内全体を照らす蛍光灯を代替するのは現時点で困難。ただハロゲンと比べ発熱が少なく商品を傷めないなどのメリットが勝るため、全面更新に踏み切る。
CO2排出削減だけでなく、年間5億4000万円の光熱費を減らす効果も見込む。売り上げ急減で経費圧縮を急ぐのは他の百貨店も同じで、LED導入の動きが広がりそうだ。
太陽光発電やLED照明は、店舗の環境対策の代表的な手法になってきた。外食店チェーンでは、「餃子の王将」の王将フードサービスも一部店舗に太陽光発電装置を設置。吉野家やワタミが店舗でのLED照明導入を進めている。













