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第2部eリテール特集――エコ店舗進化中、壁面緑化、霧噴射。

2010年03月08日 / 日経MJ(流通新聞) 第2部 このエントリーをはてなブックマークに追加

いなげや/上新電機 遮・断熱効果 見た目からPR

 省エネ店舗といえば太陽光発電やLED照明を取り入れる事例が目立つが、企業のなかにはもっと身近な取り組みで省エネを目指すケースも出てきた。

 例えば壁面緑化。東京都が地盤のスーパー、いなげやのお花茶屋店(東京・葛飾)は、店を入り口正面から見て左右両側の外壁で、深い緑色のツタを育成している。

 地面から2階建ての建物の屋上まで網が張られ、ツタが成長するにしたがって絡まり付くように施した。現在7店舗で実施。顧客に省エネ活動をアピールする効果を見込んでいるという。

 家電量販店大手、上新電機が2008年9月に開いた九条烏丸店(京都市)は、1階部分の外壁が緑色の芝で覆われている。遮熱・断熱効果で、店内の冷暖房効率を高めることができるという。同社は店内だけでなく都心部の気温が上昇する「ヒートアイランド現象」の抑制にもつながると考えている。

 上新電機は、大阪府内などで店の駐車場に芝を植えた「緑化駐車場」を備える。CO2削減などの環境対策だけでなく、来店者の見た目にも好印象の店づくりを目指している。透水性・保水性に優れたブロックを店の回りに敷き詰め、地面近くの温度を下げる効果を狙っている店もある。

 熊本市中心部では商店街を挙げて省エネ化に乗り出した。若者らでにぎわうアーケード街「下通商店街」には昨年5月、体感温度を2〜3度下げるミスト(霧)発生装置が導入された。通り沿いにある休憩スペースなどで涼しい霧が噴き出す。熊本市は夏に最高気温が35度以上の猛暑日もある。「エコ商店街」は環境対策に加えて集客にもつながる。客離れが目立つ地方の商店街などで、「心地よさ」の演出が広がりそうだ。

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