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パナ電工、住宅用LED照明担当者に聞く――玄関用、大幅省エネ(新製品物語)
インテリア照明事業部商品企画グループ課長 谷村一郎氏
玄関用「LED FreePa」
センサー搭載、大幅省エネ
パナソニック電工は8日、住宅用発光ダイオード(LED)照明の新製品を発表した。人の出入りを感知するセンサーを業界で初めて組み込んだ玄関用ダウンライトや、LED特有のまぶしさを抑えてリビングなどに向くダウンライトなどが主な製品で、4月から順次発売する。住宅市況が冷え込むなか、リフォーム用の需要を掘り起こして販売拡大につなげる。インテリア照明事業部商品企画グループの谷村一郎課長と村中泰一主任に、開発を担当したそれぞれの新製品の特徴などを聞いた。
――周囲の明るさや人の存在を検知するセンサーを組み込んだ。
「センサーを使う制御技術はパナ電工の強み。人が出入りする玄関用LEDダウンライトにセンサーを活用すれば圧倒的な省エネを実現できると考えた。センサー部分とダウンライトが別の製品は従来もあったが、これらと操作部を一体化し見た目もすっきりとした」
――どんな場所への設置に適しているのか。
「玄関の外と内側に1台ずつ配するのが基本。防水タイプと非防水タイプがあり、防水タイプを玄関の外に使う。廊下や洗面所に使ってもセンサーの威力を発揮できる」
――センサーは具体的にどう機能するのか。
「玄関の外に使う場合、夕方以降は通常の20%程度の明るさでほんのりと照らし、人が出入りする時だけ出力を100%に高める。20%の明るさで照らす時間の長さは付属リモコンで設定できる。家族全員が帰宅した後はセンサーが人を検知した時だけ照らし、消費電力を大幅に節約できる」
――どれくらいの省エネ効果があるのか。
「60形の白熱灯を夜間10時間つけっ放しにした場合と『LED FreePa』で20%点灯を4時間に設定した場合を比べると、約96%の消費電力削減になる」
――防犯効果も期待できそうだ。
「深夜時間帯に人を検知すると明るく照らす『フラッシュ』機能も付けている。検知してすぐに照らすだけでなく10秒後、30秒後に照らす設定も可能。単なる通行人なのか、長時間いる不審者なのかを判断して照らすことになる」
リフォームの需要開拓急務
長寿命・省電力を武器に、LED照明器具の国内市場は拡大中だ。富士経済(東京・中央)によると、2010年は約330億円で09年の1・7倍、15年には約960億円まで成長する見通し。ただ照明の需要を喚起する新設住宅着工戸数は09年、45年ぶりに80万戸を割り込んだ。「今後も大幅な回復は期待できない」(パナ電工の畑中浩一社長)との見方が多い。
最大手のパナ電工も、既存の照明器具をLED照明に置き換えるリフォーム需要の開拓が急務。CG(コンピューターグラフィックス)でLED照明の配置をシミュレーションできるサービスをサイト上で提供するなど顧客獲得に躍起だ。思い切った値下げも必要かもしれない。(稲葉俊亮)
【表】「EVERLEDS」シリーズの主な新製品
LEDダウンライト Home Archi(ホームアーキ) 名称 LED FreePa(フリーパ)ダウンライト
リビング、ダイニング、寝室 主な用途 玄 関
2万9190円(調光機能なし)、3万2550円(調光機能あり) 希望小売価格 3万9375円(屋内用)、4万3050円(屋外用)
4月21日(調光機能なし)、5月21日(調光機能あり) 発売日 7月21日
白熱灯のような自然な光でまぶしさ抑制 特徴 内蔵センサーで自動制御
2010年度に約2万台 販売目標 2010年度に約7500台













