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広島ガス、オール電化対抗、営業強化、ショールーム新設、戸建て訪問。

2010年02月26日 / 日本経済新聞 地方経済面 このエントリーをはてなブックマークに追加

 広島ガスは家庭用の都市ガス営業を強化する。4月に広島市内に新たにショールームを設けるほか、家庭を訪問する大規模な巡回営業を始める。中国・四国の都市ガス事業者が連携して進めている燃料の天然ガス転換作業が3月で完了するのを機に、家庭向け営業に人員を振り向ける。近年続いている既設住宅のオール電化シフトに歯止めをかけ、顧客の囲い込みにつなげたい考えだ。

 4月、広島市西部の「ガスショップ五日市店」を建て替え、ショールーム機能を備えた「ガストピア五日市(仮称)」に刷新し開業する。延べ床面積が約480平方メートルの2階建てで、調理用ガス機器を展示するほか、ガス床暖房システムや家庭用燃料電池を設置。調理体験ができるキッチンスタジオも設ける。

 同社がショールームを設けるのは広島市中心部の「ガストピア」に次いで2カ所目。他の数店舗にもショールーム機能を付加する計画だ。「顧客の身近な場所に来店しやすい店舗をつくり、地域のコミュニティー施設としての役割も目指す」(同社)という。

 加えて同月からグループ社員が営業全エリアの戸建て住宅を訪問する「ふれあい巡回」を始める。ガス調理機器や給湯器、床暖房などの無料点検を実施し、顧客の要望を聞き取る。接点を築いた上でガス機器販売店への来店も促していく。

 戸別巡回には中・四国地域の天然ガス転換支援作業に携わっていた人員約40人を投入。ガス転換作業などの際に戸別訪問したノウハウを生かしたい考えだ。このほど各地区の営業拠点会社を再編し、巡回訪問のための営業体制を整えた。

 広島ガスの家庭用都市ガス販売量は2006年度の1億900万立方メートルをピークに減少が続いている。中国電力によるオール電化の営業攻勢が強まっており、広島ガス管内では既設住宅のうち年間2000戸以上が都市ガスからオール電化住宅に切り替わっていることが背景にある。広島ガスは家庭用燃料電池などの新製品投入を機に地域密着型のきめ細かな営業体制を構築し、反転攻勢に出たい考えだ。

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