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内窓プラスのエコ暮らし、断熱性向上、暖房使用抑える。
YKKAP 軽い力で開け閉め
トステム 家具と調和の6色
旭硝子 特殊ガラス 交換も提案
政府が「住宅版エコポイント制度」を創設したのに伴い、既存の窓の内側に設置する内窓が注目を集めている。取り付けると住宅の断熱性能が高まり、暖房の使用量を抑えられる。施工も1カ所あたり1時間以内と手軽で、家電量販店やホームセンターが販売を開始。サッシメーカーも品ぞろえを強化している。新制度を活用した「エコリフォーム」の本命になりそうだ。
ビックカメラ新宿西口店(東京・新宿)。6階にYKKAPの内窓「プラマードU」の商品サンプルを設置し、1月中旬から販売を始めた。窓の奥に電球と騒音を発生させる装置があり、断熱・防音性を体感できる。価格は1万9800円から(施工費は別)。エコポイントと別に「ビックポイント」も5%付く。
都内に住む50代女性は「窓の改修は以前から考えていた。エコポイント制度はうれしい」と話す。自宅の窓がほとんど単板ガラスで、結露や寒さが悩みという。「デザインや性能など、各社の商品をしっかり比べて決めたい」と、販売員の説明に聞き入っていた。
住宅版エコポイント制度では、窓の交換より内窓設置の方が有利とみられる。ポイントは改修する窓の大きさに応じるが、内窓は施工費が安く総費用に対するポイントの比率が高くなるためだ。サッシ各社はあまり注目されなかった内窓に日が当たると判断。品ぞろえ拡充に動いている。
YKKAPのプラマードUは操作性の良さが特徴。リビングなどに向くテラス窓の引き手を昨年10月に幅15ミリメートル、深さ11ミリメートルと大きめに変え、軽い力で開けられるようにした。樹脂の中に入れる補強材はさびにくいアルミ製。開発企画部の水上修一部長は「ややコスト高だが、品質を追求している」と自信を見せる。
スリムな外観にして眺めの良さを確保。「樹脂サッシは安く見られがち」(水上氏)なため、製造時に押し出しの速度や金型の温度を調整してツヤを抑えている。現在の色は4種類だが、今春に2色を追加する。
トステムが1月に刷新した「インプラス」は6色をそろえる。同社の一般の窓は5色なので、内窓の方が種類が多い。人気がある木目調の「キャラメルウッドG」や、マンションなどで使いやすいグレー系の「ライトグレーG」などを用意。茶系だけで4色から選べ、室内の家具などと雰囲気を合わせやすい。
従来は単板ガラスの商品が中心だったが、インプラスは複層ガラスを収める専用の障子も選べる。専用アタッチメントでガラスを取り付ける場合より窓の面積が広く、外観もすっきりする。住宅サッシ統括部の藤井文徳部長は「いつも見る場所なのでデザインを重視してほしい」と話す。
ガラスメーカーも負けていない。旭硝子は子会社のAGCグラスプロダクツを通じて「まどまど」を販売する。すべて高機能のガラスを使った内窓だ。断熱性能を高めた複層ガラス、2枚のガラスの間に特殊フィルムを入れて割れにくくした防犯ガラスなどを選べる。
同社は内窓の販売と並行し、既存のサッシを残したガラスの交換も提案する。内窓を設置するより2〜3割安く、窓の外観をあまり変えたくない人向けだ。単板ガラスを複層ガラスに取り換える場合も、一定の断熱性能があれば、エコポイントの付与対象になる。
一般的に内窓の設置は管理組合の許可をとる必要がなく、マンションに住む人も手軽にリフォームできる。ただ受注生産品のため、設置したい場合はメーカーなどに問い合わせて窓の寸法を測ってもらう必要がある。
【表】内窓の仕様と価格
トステム〓「インプラス」 YKKAP〓「プラマードU」 旭硝子〓「まどまど」
サッシの仕様 樹脂をスチールなどで補強 樹脂をアルミで補強 アルミ・樹脂複合
ガラスの仕様 単板、厚さ3ミリメートル 単板、厚さ3ミリメートル 複層、厚さ3ミリメートルが2枚
大〓【1万8000ポイント】 8万6100円(180×190センチメートル) 9万510円〓(165×200センチメートル) 9万1455円〓(150×190センチメートル)
中〓【1万2000ポイント】 4万3995円(180×110センチメートル) 4万4205円〓(165×110センチメートル) 6万900円〓(150×120センチメートル)
小〓【 7000ポイント】 2万7090円(90×70センチメートル) 3万3600円〓(74×90センチメートル) 3万1920円〓(70×60センチメートル)
(注)【 】内は付与されるエコポイント、1ポイントは1円相当。( )内は寸法、幅×高さ。施工費は別










