(社)日本建材・住宅設備産業協会より〜建材業界の最新動向【(社)日本建材・住宅設備産業協会】
建産協新会長及び、景観協新代表の就任ご挨拶と平成18年度事業活動計画概要
平成18年6月12日、第19回(社)日本建材・住宅設備産業協会(以下、建産協)通常総会並びに第17回景観材料推進協議会(以下、景観協)通常総会が開催された。それぞれの総会終了後臨時理事会を開催し、建産協会長にはYKK AP(株) 吉田忠裕代表取締役社長、景観協代表には日本軽金属(株) 佐藤薫郷代表取締役社長が選任された。
■建産協 会長就任挨拶
建産協は、前身である(社)日本建設材料協会から数えると既に57年目になります。昭和24年発足以来、戦後の時代の要請に基づく種々のミッション、役割を担って今日に至っております。
21世紀を目前にした2000年には10年後を見据え「建材産業ビジョン」と称したビジョンを策定し、当時の社会情勢、経済情勢を背景に、特に少子高齢化、情報化、国際化、或いは環境共生化といった点をベースに諸々の構想を描いております。当時考えられた与条件、前提は真に正しいもので、今日でも生きている訳ではありますが2000年という時から今日までの間、私どものいる産業、協会が喜ばしい環境であったとは言い切れません。
また、この協会でも大変多くの作業を忙しくおこなっていますが、昨今の経済情勢やマーケット動向を考えますと幾分、スピードに充分でないものを感じております。ましてや、建設業界に関連するいろいろな問題が起こるたびに協会として或いは産業全般としてもっと引き締めていかなければならないのではないか、もっと厳しく立ち向かわなければいけないのではないかと感じざるを得ない心境であります。
18年度事業計画にある作業は粛々とスピード感をもって進めさせていただきますが、それ以上にこの協会の持つ役割はどんなところにあるべきかを理事の皆さんと相談し、新しい協会のあり様を決めていきたいと思っております。経済産業省の皆様とは政策懇談会という場をつくって、私はじめ、副会長の皆さんとかなり厳しくそれらのことを検討し、すぐには決まらないでしょうが、ゆっくりしている時間もないので秋頃には方向付けをしたいと考えております。ひとことで言いますと建産協はそれぞれの時代にその役割を担ってきたと思いますが、新しい時代が要請する役割を考えるともう一段違った役割が明快に打ち出されないといけないのではないかと思っております。
当協会が関連する皆様方とは建材・住宅設備というかなり広範な領域の関係にありますが、この広範な関係の中にたくさんの業界・団体がいらっしゃいます。既に当協会の中にも70近い団体に加盟していただいておりますが、今後更にこの住宅産業における或る種の業界カバー率といったものを高めていきながら、当協会が出来ることとすれば、それぞれの協会・団体で抱える種々の問題・課題に横串をさして調整を図るとともに、最後は政府に対して提言が出来るような協会になれればうれしく思います。
但し、この2年間では出来ることではないので、私の役割はかなり早い段階でいろいろな方と相談しながら新しい協会のあり様をつくり上げていく、つくり上げたところで終わる訳にはいかないので、出来るところから走り始めるのが私の役目と思っております。
経済産業省、国土交通省をはじめ関係各所のご支援をいただきながら、そして会員の皆様の知恵とご協力、ご理解をいただきながら、日本の建材・住宅設備産業界が本来持つべきレベルまで協会のステータスを上げていきたいと考えております。
■建産協平成18年度主な事業活動計画概要
1.建材・住宅設備産業及び建材・住宅設備機器に関する情報の収集・提供
(1)建材・住宅設備統計要覧の発刊
(2)「建材産業ビジョン2010」以降のビジョンへの対応
(3)講習会・講演会等の開催
(4)産業廃棄物に関する調査
(5)新しい技術に関する調査
(6)生活支援に関する調査
2.建材・住宅設備産業及び建材・住宅設備機器に関する調査研究
(1)3Rに関する調査
(2)リフォーム推進のための調査研究
(3)住環境向上のための建材に関する調査研究
(4)標準化に関する調査研究
1)標準化に関する調査研究
2)JIS原案作成、改定等
3)団体規格の作成
4)「コンクリートの非破壊検査方法」の国内外への普及活動
5)建築材料に関するISO活動
(5)品質保証に関する調査
1)品質委員会 VOC部会
1.VOC排出抑制の自主行動計画の実施
2.VOC発散等級表示制度の制定
3.VOC発散等級表示制度の説明会
2)品質保証部会
1.建材のメンテナンス、お手入れインデックスの作成
3.良質建材・住宅設備機器の普及及び啓発
(1)認定事業
1)優良断熱建材認定事業
2)ホルムアルデヒド発散等級表示制度
1.審査事業
2.VOC発散等級表示制度の実施
3)抗菌性能基準使用証明事業
4)調湿建材の認定制度
(2)建材PL相談室の活動
(3)省エネルギー建材・住宅設備機器普及促進事業
(4)木材・プラスチック再生複合材普及促進事業
(5)記者懇談会の開催
4.建材・住宅設備産業及び建材・住宅設備機器に関する国際交流及び協力
(1)国際化事業(日中建材・住宅設備関連産業交流セミナー)
■景観協 代表就任挨拶
従来、景観協の代表は日本建材・住宅設備産業協会の会長が併任されておりましたので、代表職が私にまわってくることはよもやあるまいと高を括っていたわけでございます。建産協の吉田忠裕新会長のご挨拶にもありましたように、建産協のあり方を考えなければいけない時期にきており、そのような意気込みで新会長をお引き受けになったという風に承っています。そういう意味で景観協もそれなりに自分の考え方をしっかり持ち、いわばある場面では、建産協と意見を交換し戦わせながら、ついて来いよ、一緒に考えようよ、とこの様に私も理解したわけです。
大変大役なので戸惑っておりますが、なぜこの時期に建産協、景観協二つのトップを別の人間が務めるのか、色々他の理由も私なりに考えてみました。一つには、昨年「景観緑三法」が施行され、多くの地方自治体で質の高い景観を作ろうという大きな動きになっており、このような動きの中で景観協が果たす役割は重要性を増してきているのではないか、これに応える必要があるのではないかということでございます。もう一つは景観協がスタートいたしまして15年になりますが、その間だいぶ事業環境も変わり、景観に対する考え方、街づくりに対する考え方、あるいはこの景観協の果たす役割についての期待も変わってまいりました。様々な条件が変わってきている中で、創立15年目の節目にもう一度景観協の理念、活動のあり方について検討して行く必要があるという事だろうと考えております。
■景観協 平成18年度事業活動計画概要
1.自治体との交流促進
2.景観材料に関する情報の収集・提供
(1)「建産協・景観協情報」等の発行
(2)インターネット情報化
(3)景観材料の普及・啓発のため、講習会・講演会・見学会、展示会等の開催
1)景観情報技術ヴァーチャルリアリティセミナーの開催
2)景観材料普及シンポジゥムの開催
3)観光と景観セミナーの開催
4)景観法セミナーの開催
5)景観材料セミナーの開催
3.景観材料に関する調査、研究
(1)需要構造調査
(2)景観材料に関する技術課題の調査研究と規格基準作成
(3)景観材料普及活動の調査
4.景観材料の普及・啓発
(1)中心市街地景観対策プロジェクト
(2)優良景観材料の普及・促進
1)優良景観材料推奨制度
(3)記者懇談会の開催
■建産協・景観協共通事業活動
▼建材・住宅設備産業情報化事業
1)KISSメーカー会員の拡充とKISSアクセス数の拡大
2)KISSシステム機能改善と新機能仕様作成及び開発
3)KISSシステムの運用・維持管理・保守
4)KISSの新分野への適用検討
▼建産協、景観協が各会員に対しつき2回メールマガジンを配信
▼両会の活動状況、関連情報を掲載した情報誌「建産協・景観協情報」を月1回発行
▼日本経済新聞社など報道関係者との交流を図るため定例記者懇談会を年2回実施
▼関連団体、学会及び研究機関との交流及び協力
▼関係官庁、関係機関への提言














