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(社)日本建材・住宅設備産業協会より〜建材業界の最新動向【(社)日本建材・住宅設備産業協会】

建材のJIS規格とISO規格との整合化(第3報)〈(社)日本建材産業協会〉

2003年12月08日 このエントリーをはてなブックマークに追加

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 2003年11月にフランス(パリ)にてISO/TC89(木質パネル)国際会議が下記日程で開催され、ホルムアルデヒドの試験方法、繊維板及びパーティクルボードの分類・品質基準について、日本の提案を行った。

WG:作業グループ
Ad-hoc group:特設グループ
SC:分科委員
Plenary meeting:全体会議


 各会議結果から、今後は次のような見通しとなる。
1)デシケータ法(JANS#16:日本、オーストラリア、ニュージーランドの共同規格)の作業段階にある文書の回付が認められ、さらに前進したが、小型チャンバー法については日本提案のチャンバー容積が認められなかった。特にドイツ側がチャンバー容積1m3に固執しており、今後諸データを提示し反論していく必要がある。

2)繊維板及びパーティクルボードの分類、品質基準について、今回の会議ではそのフレームが決定された。個別の数値などは、今後、日本側の要望を盛り込む必要がある。

各会議の詳細は以下のとおり。


1. ISO/TC89/SC2/WG2(OSB:配向性ボード)

1)OSB(配向性ボード)の定義・分類・仕様のISO/PWI 16894について主に審議した。定義についてはSC2で審議された事項に合わせることにした。また、各国(EN、USA、Canada、日本)からOSBについての規格の状況について説明があり、それらの規格も参考にすることにした。


2. ISO/TC89/WG5(ホルムアルデヒドの試験方法)

1)ホルムアルデヒドの試験方法として基準となる測定方法(reference standard)である小型チャンバー法(Small Chamber Method(ISO/WD12460))について審議した。

 ISO/WD12460についてはDr.Rainer Marutzky(ドイツ)が欧州規格(EN717-1)との比較結果なども示し、説明があった。日本は建築基準法の改正に伴うJIS A 1901(小型チャンバー法)の制定、JIA A 5905(繊維板)、JIS A 5908(パーティクルボード)の改正内容を説明した。欧州規格をベースとしたISO/WD12460の試験方法のチャンバー容積(1m3固定)、試験条件などについて変更を求めた。その結果、相対湿度及びホルムアルデヒドの定量方法のISO16000-3等の採用については認められたが、日本側のチャンバー容積20L〜1000L、試験温度28℃の条件についての提案は認められなかった。ISO/WD12460についてはDr.Rainer Marutzkyが各国のコメントを参考にし、本年末までにドラフトを作成し各国に回付することになった。またオーストラリアのメンバー及び事務局から本試験方法は他のTC(TC146)とも関係し、連係の必要性が表明された。

2)ホルムアルデヒドの試験方法のひとつであるデシケータ法についてはISO文書(WD)として正式に作成することを決定した。

3)事務局より日本提案のISO/DIS20585湿潤曲げ試験については平成16.1.21期限でDIS投票段階であることが報告された。


3. ISO/TC89/SC1(繊維板)

1)Agendaの確認・了解を行い、Drafting Committee委員としてMr. D. Janssens(カナダ), Mr. K. Wijnendaele(ベルギー)、Dr. S. Suzuki(日本)の3名を選出した。

2)繊維板の製法は乾式と湿式があるが、各国の状況を確認したところ乾式が主流のため乾式の規格を作成することにした。

3)繊維板の区分と品質基準に関して、ISO/WD17065.1.2と下案作成のための臨時委員会の報告について臨時委員会主査のMr. David Thurlowから報告があった。

4)ISO/WD17065-1.2は2つに番号を分けることにし、それぞれ回付することが決まった。
 (1)1項から6項\tISO/CD16895-1(分類)
 (2)7項以降と付属書\tISO/WD16895-2(品質基準)


4. ISO/TC89/SC2(パーティクルボード)

1)パーティクルボードの区分と品質基準に関して、ISO/WD17065.2と下案作成のための臨時委員会の報告について臨時委員会主査のMr. David Thurlowから報告があった。

2)WD17065-2.2は2つに番号を分けることにし、それぞれ回付することが決まった。
 (1)1項から6項\tISO/CD16893-1(分類)
 (2)7項以降と付属書\tISO/WD16893-2(品質基準)

3)ホルムアルデヒドについて各国のメンバーは発散規制状況を年末までに臨時委員会主査に報告することが決まった。(日本は今回のWG5で発表済み)

4)主査から次回開催地について日本で出来ないか相談を受け、SC1,SC2は日本開催が可能である旨を伝えた。


5. ISO/TC89/Plenary meeting(全体会議)

1)事務局よりISO規格表題一覧表(N309文書)について説明があり、これまでに検討しているドラフトとの関係で旧ISO(ISO2645、2696、3340、3729等)を確認することが決まった。

2)WG5の審議結果について議長からSmall Chamber Method(ISO/WD12460)を国際規格案(DIS)として回付する提案があったが、各国から異議が出され、年内に修正され、その後委員会原案(CD)として回付されることになった。

3)SC1/SC2及びSC3については主査から説明があった。

4)TC165との連係についてTC89はTC165の提案(N290文書)を採用することにした。

5)フィリピンからのTwinning提案(副議長就任、Pメンバー参加)はフランス他のメンバーから副議長就任について反対意見が出された。日本はPメンバーについてのフィリピンの提案をサポートすることを表明した。今後事務局で検討予定である。

6)次回は平成16年11月の第3週にマレーシア(クアラルンプール)で開催されることが決定した。


※ISO/TC89関連詳細は別途御問合わせ下さい。
TEL:03-5640-0901
E-mail:saeki@jkiss.or.jp

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(社)日本建材・住宅設備産業協会は、昭和24年に(社)日本建設材料協会として発足し、 昭和63年に建材産業全般に関わる企業・団体を横断的に広く関係を取り持つ役割を担うべく、(社)日本建材産業協会 (経済産業省認可)へと改組・改名しました。そして、平成17年(社)日本住宅設備システム協会の事業を引き継いだ際、現在の(社)日本建材・住宅設備産業協会へと改名しています。協会独自の自主委員会による事業に各種補助・委託事業を加え、調査統計、技術動向の情報収集、建材の標準化、品質保証、省エネ・環境など各種事業を行っています。

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